借換えの判断はどのようにしたらよいのでしょうか?
借換えというのは、現在の金利の高いローンを一括して返済するために、別のローンを新たに借りる方法ですが、借換えの際には、借換え前のローンと借換え後のローンについて、次のような点を比較するようにします。
■現在のローン残高が500万円〜1,000万円以上あるか。
■ローンの返済期間の残りが10年以上あるか。
■借換え前と借換え後のローンの金利差が1%以上あるか。
上記に該当する場合には、借換え効果が期待できますので検討してみるとよいと思われます。
借換えでフラット35は利用できるのですか?
借換えの際には、フラット35(買取型)や財形住宅融資は利用できません。
2007年度から、フラット35(保証型)については借換えでの利用もできるようになりましたが、2007年5月時点では三菱東京UFJ銀行のみで、しかも利用できる地域も限られていますので、現状ではこれまで通り民間住宅ローンを検討することになる人が多いといえます。
借換えの費用と手続は?
民間住宅ローンなどで借換えの場合、新規に契約することになるので色々と諸費用がかかります。
また、現在の借入先に繰上返済(一括返済)をするので、抵当権を抹消するための費用もかかります。
よって、金利差が小さくて残高が少ない場合には、借換えで得られるメリットよりも、これらの費用の方が上回ってしまうことも考えられますので、金融機関と事前に相談して十分にシミュレーションしてみることが大切です。 |