豆板とは?
豆板というのは、コンクリートの欠陥の一種のことで、別名「ジャンカ」、「あばた」、「す」などと呼ばれます。
具体的には、次のような理由により、モルタルと粗骨材が分離し、粗骨材の周りにモルタルが行きわたらず豆板状※になることをいいます。
■コンクリートの単位水量不足。
■単位粗骨材粒・粗骨材(原則として、砕石等で直径が5mm以上のものをいいます)の最大寸法の大きすぎ。
■コンクリートの打ち込みの際に、十分突き固めを行わなかったこと。
■型枠工事の不良...など
※いり豆を砂糖で平たい板のように固めた菓子のように、表面に凹凸や透かしができることをいいます。
豆板部分の特徴は?
豆板部分は、モルタルが十分に行き渡っていないので、十分な強度が出ません。
また、密実でないので、空気や水分の浸入もあり、鉄筋の防錆力も低下します。 |