住宅ローンの繰上返済とはどういうものですか?
住宅ローンの繰上返済というのは、返済期日前にある程度まとまった金額を繰り上げて返済し、ローンの元金を減らすことをいいます。
繰上返済の効果としては、元金が繰上返済した分だけ減るので、その分の利息を支払わなくてよくなり、ローンの総返済額を軽減することができます。
繰上返済するかどうかはどのように判断したらよいでしょうか?
一度繰上返済をしてしまうとその資金は戻りませんので、まとまった資金が貯まったからといってすべて繰上返済に充てるのではなく、教育費などがかさむ時期にはある程度の資金を手元に残しておくことも必要になります。
そういったことも考慮しつつ、手間・手数料・軽減利息との兼ね合いも考えて、繰上返済を決定することが重要です。
最近は、インターネットだと手数料が割引されたり、1万円から無料でいつでも繰上返済ができる銀行など、様々な特典を用意している銀行もありますので、できるだけ損をしないように利用したいものです。
フラット35、支援機構、民間金融機関の繰上返済の内容は?
■フラット35
手数料は無料で、一回につき最低100万円以上から繰上返済できます。1か月前に申し出て月々の返済日に返済します。
■住宅金融支援機構
手数料は、全額繰上げの場合は無料、返済額軽減は5,250円、期間短縮は3,150円です。一回につき最低100万円以上から繰上返済ができ、1か月前に申し出て月々の返済日に返済します。
■民間金融機関
手数料は、金利タイプや金額によっても異なりますが3,150〜52,500円程度です。最低返済金額についても金融機関によって異なりますが1万円から可能です。繰上返済の時期は、月々の返済日の2営業前までです。 |