繰上返済の種類にはどのようなものがありますか?
繰上返済には、期間短縮型と返済額軽減型の2種類があります。
利息軽減効果を比べると、期間短縮型の方が有利になっています。
期間短縮型とは?
期間短縮型というのは、返済期間を短縮するものなので、返済期間は短縮されますが月々の返済額は変わりません。
この期間短縮型の利用の仕方としては、定年退職をした後も返済が続く場合に、繰上返済を利用して定年後の返済を減らすということが考えられます。
理想としては、返済比率を20%程度にした返済期間を設定し、ゆとりを持った月返済額にしたうえで、定期的に繰上返済を利用するのがよいと思われます。
ちなみに、返済期間というのは、繰上げなどで短縮はできますが、特別な場合以外は延長はできません。また、通常借換え時についても、返済期間は前のローン期間に準ずることになります。
返済額軽減型とは?
返済額軽減型というのは、月々の返済額を軽減するものです。返済期間を変更せずに、月々の支払いを軽減させたいというときに利用されます。
この返済額軽減型は、期間短縮型と比較して、手数料が高めで利息軽減額も少ないので注意が必要です。 |