住宅ローンを見直しするのに有利な時期というのはあるのでしょうか?
繰上返済を含めた住宅ローンの見直しや借換えなどを検討する時期としては、一般的には次のようなときにすると有利とされています。
■ボーナス返済が終了した直後
借換えの際、これまでのローンでボーナス返済を利用していた場合には、ボーナスについて精算金を支払う必要があります。
具体的には、たとえば2月、8月支払いで6月に借換えする場合は、3〜6月までのボーナス返済については精算金を支払わなければならず、多少費用が多くかかってしまうということです。
これとは反対に、9月に借換えをする場合にはほとんど精算金は必要ないということになりますので、借換えなどはボーナス返済が終了した直後にすると有利になります。
■年明けの早いうち
住宅ローン控除の適用を受ける場合、控除額というのは年末のローン残高で決定されますので、年末近くに繰上返済するのは避けた方が無難です。
よって、年明けに繰上返済した方がよいのですが、繰上返済額や繰上げによる利息軽減額、減税額との兼ね合いもありますので、しっかりシミュレーションして行うようにしてください。
■金利変更時期に合わせて
住宅ローンには、3年固定金利、5年固定金利などの短期固定金利タイプも含めた変動金利型があるのですが、変動金利型の場合は固定金利期間が終了した際に、その時点の市場金利によって借入金利が変更されます。
この金利が変更される時というのは、その時の残債に対して返済金利が再計算されるので、この金利変更時に繰上返済をすると有効です。
また、金利変更時には手数料が安い場合もありますし、繰上返済と同時に借換えを行うと借入期間を短縮できることもあります。
■ライフプランの変化に合わせて
子供の教育費の負担が減ったり、子供が独立したときなどの時期に毎月の返済額を増額したり、よりこまめに繰上返済ができる商品に借換えするなど、ライフプランの変化に合わせた見直しも有効です。 |